ノミアレルギー性皮膚炎 [のみあれるぎーせいひふえん]
2025/09/04
ノミアレルギーの症状と治療、予防方法
解説
ネコノミが体に寄生することで、アレルギー症状を引き起こす。かゆみを感じて体を噛んだりひっかいたりするので、毛が抜けたり発疹を起こすこともある。ネコノミは人に寄生することもある。ノミ駆除薬を使って治療を行う。
原因
ノミが寄生することによって、ノミが体の上を動く機械的な刺激や、ノミが吸血する際体に入る唾液に含まれるたんぱく質などが原因となってアレルギー反応を起こします。
症状
激しいかゆみが特徴で、突発的に体を掻き始めたり患部を口で噛んだりします。発疹、発赤、湿疹、脱毛などがみられ引っ掻いて傷ができてしまうこともあります。
診断
強い痒みや皮膚炎がみられ、多くの場合同時に体にノミが確認できます。ノミの糞は水でぬらすと赤錆色になるので、ノミが寄生したことを確認でき、ノミアレルギー性皮膚炎の診断の手掛かりとなります。ノミの卵が住環境に見つかることもあります。
ノミアレルギーの治療
ノミ駆虫剤投与によるノミ駆除と、生活環境を清潔にすること、同居動物に対するノミ駆虫剤の投与を行う。皮膚炎に対しては抗炎症剤の投与や必要に応じて抗生剤の投与などの対症療法を行う。
ノミアレルギーの予防
ノミの駆除と適切な対症療法によりノミアレルギー性皮膚炎は治癒しますが、治癒後もノミの定期的な予防はしっかりとしていきましょう。