熱中症[ねっちゅうしょう]

2025/09/04

熱中症の症状と治療、予防方法

体温が上手に調節できなくなり、熱が下がらなくなる病気。呼吸が荒く、速くなり、苦しそうにあえぐようになる。そのまま放置すると死に至ることもあるので、症状が出たら速やかに涼しい場所に移動して、体を水や氷枕で冷やす。暑い季節に温度管理をせずに暑い場所にいつづけると熱中症になるので注意。

夏場に暑い状態のまま車内や室内で過ごすことが原因となることが多い。ドライヤーの熱風にも注意が必要。

よだれを垂らしたり、開口呼吸が認められる。ぐったりとして、ふらついたり、重症の場合には痙攣を起こし、死亡することもある。

猫が気温の高い環境にいて、流涎、嘔吐、下痢、呼吸速迫、体温上昇などの症状を示していれば熱中症を疑います。

症状が出たら速やかに涼しい場所に移動して、体を水や氷枕で冷やし、病院へ直行するようにしましょう。症状に応じて、冷却、点滴などを行います。

老齢、幼猫は、体温調節機能がしっかり働かなかったり、短頭種や長毛種、肥満傾向のある猫では熱が体内にこもりやすく熱中症のリスクが高まります。これらの猫の暑い時期の温度管理にはとくに気を付けましょう。