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保護から197日目にして、愛猫が突然の“初ふみふみ” 予想外の展開に「ほんと!?」とドキドキ!

2025/09/06

飼い主さんが喜びをかみしめた、愛猫の“初ふみふみ”の瞬間にほっこり!

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飼い主さんの膝に乗るむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@takibi_kurotoraさんの愛猫・むすびちゃん(取材時1才)。むすびちゃんは元野良猫で、飼い主さんが保護したコでした。

これは、むすびちゃんが生後推定10カ月のころに撮影された動画。この当時のむすびちゃんは、「自分から寄るのはいいけれど、相手から触られるのは嫌」という状態だったといいます。

寒い時期で膝に乗ることが多かったものの、なでると猫パンチが飛んでくるため、飼い主さんは距離感を意識して腰のあたりを軽くトントンしていたのだそう。

これは……ふみふみ?


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膝をふみふみ
引用元:@takibi_kurotora

ゴロゴロと喉を鳴らしてご機嫌そうにしていたそのとき、ふとむすびちゃんの足がわずかに動いているのを発見した飼い主さん。保護から197日目にして、初めての“ふみふみっぽい動き”に、「ほんと!? 嬉しい! いや、ただ足場を整えているだけか? え、どっち?」と、嬉しさと戸惑いが入り混じった気持ちに。思わず慌ててカメラを起動させたそうです。

偶然にも、この日は飼い主さんの誕生日。「今日は私の誕生日なのでふみふみということにしていいですか…?」と投稿していました。

出会いと保護の経緯


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野良猫時代のむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

むすびちゃんとの出会いは2024年の夏、生後推定3カ月のころ。外でひとり残飯をあさっている姿を見つけた飼い主さんは、「このままでは暑さと空腹で生き延びられない」と、保護を決意しました。

ゴハンで馴れさせようとするも、距離は縮まらず。約3週間後、保護団体の協力を得て無事に保護し、そのまま家族に迎え入れることになりました。

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保護当時のむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

保護当時のむすびちゃんは、見た目の幼さとは裏腹に無邪気さは皆無。飼い主さんは「常に気を張って生きていたように思います」と、振り返ります。

むすびちゃんはゴハンを口にするものの、飼い主さんに対して「信用してないからな」と一線を引いた強い意思を見せていたそう。家に迎えてからも、常に威嚇と攻撃を繰り返していました。

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段々と家猫らしい表情に
引用元:@takibi_kurotora

飼い主さんは焦らずに接し方に工夫を重ね、少しずつ信頼関係を築いていくことに。なでられるようになるまでに、4カ月の時間を要したといいます。

成長して立派な「家猫」になったむすびちゃん


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「家猫2年生」になったむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

子猫だったむすびちゃんも、今では1才のおとなの猫になりました。保護当時は骨ばっていた体もふっくらとし、トゲトゲしていた表情もやわらかくなりました。

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表情も穏やかになったむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

かつては「ウー」「シャー」と威嚇ばかりだったのが、今では「ニャーニャー」と甘えて鳴くように。床でお腹を見せたり体を伸ばしたりと、リラックスするような姿も見られるようになったそうです。

むすびちゃんはどんなコ?


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右足のかかとだけ真っ黒のむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

飼い主さんが表現するむすびちゃんの性格は「全力娘」。体を動かすのが大好きで、走ったりジャンプしたりととてもアクティブです。1才手前までは、150cm近い垂直ジャンプを見せたことも!

元気いっぱいに動いていたかと思えば、急に電池が切れたように寝転ぶこともあり、そんな切り替えも日常の一部になっているそうです。

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「おててないない」のむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

また、甘えるときも全力で、飼い主さんが「アマンタレムー(甘ったれのむーちゃん)」と呼んでしまうほどの甘えっぷりなのだとか。

飼い主さん:
「大きな声で私を呼びつけては、顔を見るなりゴロゴロと喉を鳴らします。足の間にまとわりついてくるので、歩くのもままなりません。

もっとなでてほしいと思ったときには必死に首を伸ばしてくるので、満足するまでナデナデをするようにしています」

そんな何事にも全力なむすびちゃんの姿こそ、最大の魅力だと飼い主さんはいいます。

保護してから1年を迎えたむすびちゃん


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「家猫2年生」のむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

2025年8月9日に、むすびちゃんを家に迎えてちょうど1年が経過しました。飼い主さんは「大きく美しく元気に成長してくれました」と、喜びを実感している様子。

また、行動面などでも、むすびちゃんの変化を感じるといいます。

飼い主さん:
「精神的にも余裕ができたためか、以前よりずっと穏やかになりました。頭も良く、おもちゃをくわえていても『ちょうだい』と言えば手前で落としてくれるなど、賢く優しいコにもなりました」

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まったりするむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

一方で、抱っこや爪切りなどはまだ苦手。無理やりにならないように、「受け入れてもらうための工夫を人間側がしていくべきだと考えています」と、日々試行錯誤だそうです。

飼い主さん:
「爪が凶器になることをいまいち理解できていないためか、爪を出したまま物や人に触ろうとするクセが抜けずにいます。そのため、いつも私の手足は傷だらけ。

『痛い。血が出てるよ』と言うと、少し離れて申し訳なさそうな顔をしています。むすびもわざとではないので、先住猫に危害を与えないよう、今後も根気強く教えていきたいです」

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とろけるむすびちゃん
引用元:@takibi_kurotora

飼い主さんのもとで、さまざまなことを学んでいる最中のむすびちゃん。「まだ若いですし伸び盛りだと思うので、家猫としてさらなる進化・成長を遂げてくれるものと信じています」と、飼い主さんは語ってくれました。

これからどんな姿を見せてくれるのか、とても楽しみです。

写真提供・取材協力/@takibi_kurotoraさん/X(旧Twitter)
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。