大雨の予報が出ている前日に河川敷で発見した子猫を保護!7年後の現在に思うこと
2025/10/17
今回紹介するのは、あどけない表情を浮かべる子猫のビフォーアフター。写真の猫は、X(旧Twitter)ユーザー@miwako1003さんの愛猫・あたりちゃん(撮影当時生後1カ月ほど)です。

引用元:@miwako1003
この写真は、保護された日から5日後に撮影されたものなのだとか。発見当時のあたりちゃんは、体重が250gしかなく、ガリガリな状態だったといいます。
息子さんの電話で始まった救出劇

引用元:@miwako1003
あたりちゃんが保護されたのは、今から約7年前のこと。飼い主さんが息子さんの電話を受け取ったことがきっかけだといいます。
飼い主さん:
「息子から『今、仕事で川沿いの施設に来ているんだけど、河川敷に捨てられている子猫がいる。自分は上司の運転手として来ているので保護することができない。どうしよう』という電話がかかってきました。
私も仕事中でしたし、道もよく知らない場所。ですが、翌日は大雨の予報……。気になって悩んでいると、一緒に仕事をしていた同僚がその周辺に土地勘があるというので、一緒に行ってもらうことにしました」

引用元:@miwako1003
飼い主さん:
「電話では大まかな場所しか聞けず、『大きな声で鳴いているからすぐわかる』と言われて行ったのですが、子猫の声は聞こえませんでした。周辺を通る人に聞いても目撃情報はなし。なので、恥ずかしかったけれども『ニャオ!ニャオ!』と呼びかけ、鳴き返してくれた声で発見することができました」
当時のあたりちゃんの様子について、飼い主さんはこう振り返ります。
飼い主さん:
「保護時のあたりはまだ離乳前で、手にのるほどのサイズでしたが、フタを開けた大きな猫缶がそばに置いてありました。小さな体はノミだらけ。耳や鼻が貧血で白くなっていましたが、ミルクをあげて保温するとどんどん元気になりました」
あれから7年、現在のあたりちゃんは?

引用元:@miwako1003
こちらの写真は、現在のあたりちゃんです。この写真は、7才を目前にした頃に撮影されたものなのだとか。あたりちゃんは大きくて立派な成猫へと成長しているようです。
こんなエピソードも

引用元:@miwako1003
飼い主さんにお話を伺うなかで、こんなエピソードをお聞きすることができました。
飼い主さん:
「保護した当時は白くてフワフワで、グレーがかったしっぽと耳がシャム猫のようだったのですが、大きくなるにつれて鼻のあたりにキジトラぽい模様が出てきました。見方によっては白い鳥の形にも見えるので、今ではあたりのチャームポイントになっています」

引用元:写真提供/@miwako1003
あたりちゃんについて思うこと

引用元:@miwako1003
最後に飼い主さんは、こんな思いを聞かせてくれました。
飼い主さん:
「あたりは一緒に暮らしていた先住猫が亡くなって体調を崩したり、カミナリが怖くてベッドの下から出てこなくなったり、すごくデリケートで小心者かと思いきや、自分より弱いと思ったものには容赦なし。だけど、家族の帰宅時には玄関で『ニャ~ン』と甘えた声を出しておなかを見せてゴロンゴロンします。
子どもたちが独立していなくなった今、私たちにとって実の子どものような存在です。生きがいですね」
あたりちゃんは今、飼い主さんと一緒に幸せに暮らしていることがわかりました。
写真提供・取材協力/@miwako1003さん/X(旧Twitter)
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。