威嚇から塩対応へ…愛猫の大人すぎる対応【連載】交通事故にあった猫を拾いました#230
2025/10/23
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
すっかり丸くなった元野良猫

元野良猫たまちゃんが我が家にやってきて、気付けば7年が経ちました。
我が家に来たばかりの頃は目に映るものは全て敵。
自分の身体に触れてこようものなら全身で拒んでいました。
数年前まで、近くを通るだけでも『シャーーッ!!!』と凄い形相で威嚇されたものです。
普通に触れるようになったのだってここ数年の出来事なんです。
すっかり丸くなった性格に、家族みんな安心していますが、おかーさんだけはちょっぴり違うのです。
威嚇されないことがちょっぴり寂しいおかーさん

たまちゃん自身、威嚇なんかしなくても安心して過ごせていることはすごく喜ばしいことです。
だけども、ほんの少しだけ、あの時の勇ましい威嚇を懐かしく思う時があって…
こないだ寝ているたまちゃんにちょっかいかけてみたんです。
さすがに怒るよね?ひさしぶりに『シャーーッ!!!』する?、なんて思っていましたが、たまちゃんの反応は私の想像を遥かに上回りました。
あれれ?大人な対応をするたまちゃん

ゆっくり顔を背け、私の顔を見ながらゆっくりと距離を置いたたまちゃん…
なんて大人な対応なんだろう…(いや、塩対応か?)
『シャーーッ!!!』したところで、おかーさんはめげないと、この7年で悟ったのでしょう。
冷たくされると、なんだか切なくなっちゃうおかーさん。
これは多分あれです。好きな女の子にちょっかい出してしまう男の子の気持ち。
今ならわかる気がする!!(笑)
嫌われたいわけじゃない。嫌な思いをさせたいわけじゃない。
ただ、構ってほしいのです!!(やめとけ)
たまちゃん本日の一言

構って欲しいんやったらダル絡みはあかんでぇ
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111