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運動量が減る「冬の猫」に大切なのは水だった!猫に水を飲ませる工夫とは

2025/12/05

猫は寒さが苦手な動物。冬はできるだけ暖かい場所で過ごそうとするため、運動量が減ってのどが渇きにくくなるなど、飲水量が少なくなる傾向に。

猫にとって水を飲むことと健康の維持は直結しているので、冬はとくに水分摂取に気を配ることが大切です。そこで今回は、冬でも愛猫にたっぷりと水を飲んでもらう方法を、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。

遊びでたっぷり運動させる


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スコティッシュフォールドの天くん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

運動量が減りがちな寒い季節は、積極的に愛猫を遊びに誘い、意識して運動量を増やしましょう。楽しくたっぷり動くことでのどが渇き、飲水量のアップにつながります。

複数の場所に飲み水を置く


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サバトラのみかんちゃん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

寒い季節はとくに、自分のいる場所から離れた場所へは、積極的に水を飲みに行かなくなる猫もいます。部屋の中を暖かく保ち、猫がどこにいてもすぐに水を飲めるよう、複数の場所に飲み水を置いてあげましょう。

愛猫好みの場所や温度、器で与える


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エキゾチックショートヘアのちゅんちゃん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

自分なりの水へのこだわりをもっている猫も少なくありません。置く場所や水の温度、器の材質や流れるタイプの自動給水器など、いろいろ試して愛猫の好みを見つけましょう。

ウエットフードを与える


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キジトラのミチくん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ウエットフードに含まれる水分量は80%前後が一般的。ドライフードに含まれる水分量が10%前後とされているので、食事の一部をウエットフードにすることで、無理なく飲水量を増やすことができます。

なお、水分不足も心配ですが、水の飲みすぎにも十分注意が必要です。猫が極端にたくさん水を飲み排尿する「多飲多尿」は、腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症などのサインかもしれません。飲水量が明らかに増えたと感じたときは、早めの受診をおすすめします。

お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2024年1月号『乾きやすい季節だからこそ、たっぷり飲ませたい! 冬の猫に大切なのは水でした』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。