猫にも人にもする!猫が「仲よくしたい」ときにする4つのあいさつ
2026/03/13
猫はほかの猫に興味をもったときや、仲よくしたいと思ったときにあいさつを交わします。では、どのようなしぐさや行動であいさつを交わすのでしょうか。今回は、猫が仲よくしたいときに見せるあいさつのしぐさ4つについて、哺乳動物学者の今泉忠明先生にお話を伺いました。
お互いの相性を確認する「鼻タッチ」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が鼻と鼻を触れさせるのは、お互いに顔を近づけることを許し、顔まわりのニオイをかぎ合って、相性を確かめる行為。また、知っている猫同士が顔を合わせたときに、「あのコのはずだけど、念のために確認しよう」というように鼻タッチすることもあります。友だちに「やぁ」と軽いあいさつをしているイメージですね。
なお、人の指先に鼻を近づけるのも、あいさつから発生した行動。ニオイを確認しています。
仲良しであることを確認する「スリスリ&頭ゴッチン」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
仲よしの猫同士は、鼻タッチをしたあとさらに体をこすりつけ合って、仲よしであることを確認し合います。その意味で、スリスリはあいさつの延長線上の行動といえるでしょう。頭をゴッチンとぶつけるのも同じ意味があります。
おもに額、後頭部、ほほ、あご、首まわり、わき~体側、臀部など、臭腺が分布している部位をこすりつけ合い、お互いのニオイを混ぜ合わせることで安心感を得ています。なお、飼い主さんの足などにスリスリするのは、親密さのアピールのほか、要求の意味もあるようです。
「目を細める」のは敵意がないことを伝えるサイン

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は敵意のある相手や、警戒している相手が近くにいる状況下では、つねに相手のほうに顔を向け、しっかり目を見開いて隙を見せないようにするもの。
逆に、興味のある相手や、気を許している相手の近くでは目を細めたり、閉じたりすることで友好的な気持ちを示します。あいさつをするためにほかの猫に近づくときも、目を細めることで、相手に「敵ではないよ、仲間だよ」と伝えています。飼い猫が飼い主さんのほうを見て目を細めるのも、「私たちは仲間だよ」という気持ちの表れです。
「しっぽを立てて近づく」のは友好的な気持ちを示すサイン

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
出会った猫に興味をもってあいさつをしたいと思ったとき、猫はしっぽを真上にまっすぐに立てて相手に近づいていきます。これは「あなたと仲よくしたいな、あいさつをしよう」という友好的な気持ちを示すサインです。
一説には、おしりの臭腺をしっぽでふさぐことなく開放し、自分のニオイを拡散させて相手にかがせる(いわば、先に自己紹介をしている)という意味合いもあるといわれています。飼い猫がしっぽを立てて飼い主さんに近づく場合は、何かしてほしいというアピールのこともあるようです。
鼻タッチやスリスリなど、ふだん何気なく見ているしぐさが、じつは猫にとって「仲よくしたい」というあいさつだったとは驚きですね。今回ご紹介した内容を参考に、愛猫がどんな気持ちからアプローチしているのかを知って、しっかり気持ちに応えてあげましょう。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2024年9月号『猫へ人へ「仲よくしたい」のアプローチ かわいいね ねこのあいさつ』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。