猫があまり水を飲まない理由は? 猫の健康・病気のに関する疑問にお答え!
2026/07/10
猫と暮らしていると、あまり水を飲んでくれなかったりよく吐いたり、「なんで?」と感じることがたくさんありますよね。
そこで今回は、猫の健康・病気に関する疑問を3つ取り上げ、獣医師の服部幸先生に解説していただきました。
(1)猫はなぜあまり水を飲んでくれないの?
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の祖先は、飲み水の少ない乾燥した地帯で暮らしていました。そのため、尿をとても濃くすることで体からの水分喪失を少なくし、少ない水分でも生命を維持できる体になったといわれています。
しかし、室内飼いで飲み水に困らない現代の猫にはこれが裏目に。尿が濃いためどうしても結石ができやすく、尿石症や膀胱炎を発症するリスクが高くなります。また、あまりに水を飲まないと脱水を引き起こし、慢性腎臓病のきっかけになることも。
猫に少しでも水を飲ませるためには、飼い主さんの工夫が大切です。水飲み場を家のあちこちにつくる、ウエットフードを取り入れるなど、猫が自然に水を飲める環境づくりを心がけましょう。
(2)猫はなぜよく吐くの?
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
諸説ありますが、ひとつは、吐くための反射がとても敏感なことが挙げられます。傷んだものを口にしたとき、すぐに吐き出せることは、体を守るために大切な能力です。野性時代はいつでも新鮮な獲物にありつけるわけではなかったため、敏感になったという説があります。
ふたつ目は、食道の構造。猫の食道は一部が「横紋筋」という筋肉で意識的に動かせるようになっており、ここに食べ物が溜まると吐き出すことがよくあります。一気食いをすることも多く、未消化のものをそのまま吐き出すことも珍しくありません。これは吐出といい、厳密には嘔吐とは異なりますが、似てるため「よく吐く」と見なされやすいのです。
さらに、毛づくろいをすることも理由のひとつ。猫の舌には糸状乳頭というザラザラした構造があり、そこに毛が絡まりやすく、飲み込んでしまいます。この毛がある程度溜まると、毛玉として吐き戻されるのです。