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愛犬と自宅にいるときに大地震が発生したら? 飼い主がとるべき「初動」をケーススタディで解説

2026/04/19

大きな地震が起きたその瞬間、どのような行動をとればよいのでしょうか。突然のできごとにパニックになりがちですが、自分の命はもちろん、愛犬の命を守るためには地震発生直後の「初動」がとても大切です。

そこで今回は、「犬と暮らす飼い主さんが自宅で被災した」という被災シナリオをもとに、まずはどのような行動をとればよいのか、災害時のペット問題にも取り組む獣医師の大下勲先生に教えていただきました。

※災害時はさまざまなケースが考えられるため、今回紹介する初動がすべてではありません。

【被災シナリオ】平日の昼、自宅にいるときに震度6弱の地震が発生


家の中で遊ぶ子犬

平日の昼、震度6弱(※)の地震が発生。木造一戸建てに住む飼い主さんは、ランチを作ろうとキッチンで湯を沸かしつつ、ダイニングのイスに座っていた。

※震度6弱の揺れは立っていることが困難なレベル。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。

このような状況下で、飼い主さんはどのような行動をとればよいのでしょうか。次から詳しく見ていきましょう。

(1)火の確認・消火は揺れが収まってから


自宅で被災したときの初動

「まずは火を消さなければ」と慌ててしまうかもしれませんが、都市ガスでもプロパンガスでも、震度5以上を感知するとガスの供給が止まります。

揺れている最中に火を消しに行くと、ひっくり返った鍋の熱湯を浴びたり、落ちてきた食器や家電でケガをしたりする危険があるので、火の確認や消火は揺れが収まってから行いましょう。

なお、調理中だった場合は、熱湯や油を浴びないように注意し、すぐにその場を離れてください。

(2)揺れている間は身の安全を確保


自宅で被災した時の初動

愛犬の居場所がわからないと心配になるかもしれませんが、揺れている間は頑丈なテーブルの下にもぐり、脚を持って揺れに耐え、身の安全を守りましょう。

テーブルがない場合は、カエルのポーズ(腰を落として四つんばいの姿勢)になり、揺れで体が転がらないようにしつつ、周りを見ながら状況を判断。危険を感じたらその姿勢のまま安全な場所へ移動します。