差が大きい!?公務員の職種、自治体別の給料と差が出る理由


公務員は一般職に比べると給料が高いとテレビや新聞に取り上げられることが多いと思いませんか?
実際、公務員の人に給料について聞くと一般の中小企業よりも多く、福利厚生なども充実しているため、かなり待遇のいい職業です。
しかし、公務員と一言でいっても国家公務員と地方公務員、職種や働く自治体によって給料に差があると言われています。
また、一般職と同じように男女や年代によっても給料にかなりの差があります。
どうして同じ公務員なのに自治体によって給料に差が出るのでしょうか。
また、公務員の中でも給料が高い職種やどのくらいの年代になれば給料が高くなるのかについて紹介します。

民間企業よりも多い?国家公務員の平均年収

公務員には国家公務員と地方公務員があります。テレビなどで取り上げられる「公務員」は、ほとんどが国家公務員になります。
国家公務員とは、公務員の中でも国の官庁や各地方にある出先機関で働く人のことを指しています。
その他にも、次のような人も国家公務員の特別職になります。

  • 国会議員
  • 国会職員
  • 裁判官
  • 裁判所職員
  • 自衛官
  • 行政執行法人役員
  • 大使、公使

今回の国家公務員の平均年収には、上記の特別職は含まれていません。

国家公務員の年収はサラリーマンよりも高い

国家公務員の年収は高いと言われていますが、本当に一般企業に比べて高いのでしょか?
サラリーマンの平均年間給与は約430万円と言われています。ここにボーナスがプラスされたのが年収になります。
国家公務員はどのくらい貰っているかというと「平成30年度国家公務員給与等実態調査」によると、国家公務員の年間給与は約500万円、そこにボーナス185万円(夏・冬2回分)になります。
給与だけでも130万円違いますが、ここにボーナスがプラスされるとサラリーマンよりもかなりの額の年収を貰っていることになります。
この国家公務員の年収は全ての職種・年代の平均になっているため、全員がこの金額を貰っているわけではありません。
職種や年代によってはこれよりももっと少ない金額の人もいますし、役職を持っている人はもっと多額の年収を貰っています。

国家公務員の性別や勤務形態によって年収は変わってくるのか

一般企業でよく男性と女性では給料に差があると言いますが、国家公務員の場合はどうなのでしょうか?
国家公務員の場合、男性と女性で差をつけていることはありません。そのため、男女どちらも同等の年収になっています。
一般企業では正規雇用と非正規雇用があります。正規雇用は月給ですが、非正規雇用の場合は時給のため正規雇用よりも給与は少なくなります。
国家公務員の場合も非正規雇用はありますが、臨時・非常勤職員として緊急時や臨時で仕事がある時にのみ働くというものです。
最長6ヵ月任期となっていて、仕事が継続する場合は1回のみ更新ができるようになっています。
国家公務員の臨時・非常勤職員は時給ではなく月給で貰っている人が多いですが、正規雇用との年収はかなりの差があると言われています。

国家公務員も年代によって年収にかなりの差が出てくる

一般企業でも年代によって年収に差が出てきます。
国家公務員では、年代によってどのくらいの差が出てくるのでしょうか。

20代 300~450万円
30代 500~600万円
40代 650~800万円
50代以上 800~1000万円

年代別の年収は上記のようになります。
20代はまだ難しい仕事や責任のある仕事もほとんどなく、サポート的な仕事がメインなので年収も300~450万円程度になります。
30代になると仕事がどのくらいできるかや出世よって年収に差が出てきて、40代になるとそこに役職がプラスされるため、出世した人とそうでない人では、年収でも150万円近い差が出てきます。
50代以上になると役職でもかなりの上のポジションに就く人も出てくるため、年収の差は200万円に広がります。

国家公務員、地方公務員関係ない?職種別の年収の差

公務員は職種でも年収に差があります。
職種の場合、国家公務員や地方公務員は関係ないと言われています。どんな職種の年収が高いのでしょうか。
公務員で1番年収が高いのは、公立病院に勤務する医師です。公立病院で働く医師は地方公務員の括りになります。
医師の年収は1000万円を超えて平均で1500万円と言われています。
一般でも医師の年収は高い類になりますが、公務員の意思はそれを上回る年収を貰っています。
教師も給料が高く、高校教師が約710万円、小中学校教師も670万円近い年収になっています。
「公務員といっても特殊な仕事や免許がいるものが高くて他の人はそんなに高くない」と思われていますが、一般行政職でも650万円近い年収を貰っています。
一般行政職とは窓口業務や公立学校の職員といったものになります。
それに比べて仕事は大変なのに年収が公務員の中で低いと言われているのが看護師です。
資格などが必要なうえに激務なのですが、年収は平均で580万円程度となっています。

国家公務員よりも低い!?地方公務員の平均年収

もう1つの公務員、地方公務員の平均年収はどうなっているのでしょうか。
地方公務員の平均年収は435万円となっています。そこにボーナス149万円(夏・冬2回分)がプラスされます。
金額だけを見ると国家公務員よりもかなり低いように感じますが、一般職よりは多い年収になっています。
この平均も全ての地方公務員での平均なので、この金額よりも多く貰っている人もいますし、少ない人もいます。

地方公民も年代によって給与にかなりの差がある

地方公務員も、年代によって給与にかなりの差があります。
総務省が発表した「地方公務員給与実態調査」では、細かい年代で平均給与月収が記載されています。
1番月収が少ないのが、入社したばかりの10代で、約15万円です。
それから年々給与は上がっていき、働き盛りと言われている40~43歳は34.5万円になっています。
1番高いのは56~59歳の41.5万円で、これは役職なども関係しています。
最近は60歳を超えた人も働いていますが、60~63歳になると一気に給与は下がり26万円になります。
これは60歳を超えると役職がなくなったり、再雇用していることが関係しています。

地方公務員は働いている自治体によって給与に差がある

地方公務員の場合、年齢だけではなく働いている自治体によっても給与が違ってきます。
総務省が「地方公務員給与実態調査結果などの概要」というものを発表していますが、ここには各自治体の給与について記載されています。
国家公務員の給与を100とし、各自治体の給与はどのくらいの水準になっているかが数値化されているものです。
29年度に発表されたものを見ると、国家公務員より高い水準の自治体も多く、越谷市が103.7、静岡市が103.6と高くなっています。
この数値は、自治体のHPや総務省の概要を見ると分かるようになっています。
もし地方公務員を目指していて、少しでも給与の高い自治体で働きたいと思った時は、事前にデータを調べておくと便利です。

公務員の給与や本当に高い?公務員給与のしくみ

公務員の給料を聞くと、すごく高いと感じる人もいればそれ相応と感じる人もいると思います。
公務員の給料にはいろいろな仕組みがあり、それが給与が高いと感じさせる理由の1つとも言われています。

その1.公務員の給与は毎年一定水準で上がっていく

公務員の給与は毎年、一定水準で上がっていきます。
一般企業の場合、景気が悪かったり仕事ができない(実力がない)人は給与が下がることもあります。
しかし、公務員の場合は景気が悪くなっても、仕事がバリバリできなくても給与は一定水準で上がっていきます。
そのため、一般職から見ると「公務員の給与は高い」と感じさせる理由の1つになっています。
年々給与は上がっていきますが、1年目は給与もあまり高くありません。
そのため、入ったはいいものの給与が少ないと感じて辞めてしまうという人もいます。
給与が少ないということはボーナスも少ないため、「公務員はボーナスもたくさんもらえる」と勘違いしている人は1~2年目は思ったより少ないと感じることもあるようです。

公務員の給与は国全体の平均値を超え過ぎないようにしている

公務員の給与は、国全体の給与を参考にして決められています。
国全体の平均値を出し、それを超えないように給与を決めていますが、この平均値というのが実はネックになっています。
国全体の給与の平均値というのが大手民間企業を対象に行っています。
日本の企業・会社の大変は中小企業です。大手民間企業の平均値を超えないような給与だから高くないと言われても、中小企業で働いている人から比べるとかなり高い給与に感じます。
景気が悪くなった時も、大手民間企業より中小企業の方がダメージは大きいと言われています。
大手民間企業のダメージが少なければ平均値もあまり落ちないため、公務員の給与を下げる必要はありません。
そのため、国の平均値との差はありませんが、中小企業との差はどんどん出てくるため「公務員の給料は高すぎる」という声が出てくることもあります。

公務員といっても働く自治体や職種によって給料に差が出る

「給料がいいから公務員で働く」という人もいます。実際、公務員は一般企業に比べると給料も高いです。
しかし、職種や働く自治体によっては一般企業の方が高くなる場合もあります。
また、公務員の給料は国全体の平均値を参考に決められるため、思っているよりも高くありません。
公務員の給料は高いというイメージが強いのは、中小企業との比較をするからと言われています。
公務員はスキルや経験で給料が上がるものではないため、スキルや経験が豊富な人には給料も少なく感じる職業かもしれません。

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