懸賞への応募を検討している人は、クローズド懸賞への応募もおすすめです。
懸賞は応募条件で、オープン懸賞とクローズド懸賞に分けられます。クローズド懸賞は、応募条件がオープン懸賞よりも厳しいため、応募者が少ない傾向にある懸賞です。
一方のオープン懸賞は応募条件が簡単な分、応募者が殺到して当選しにくいデメリットがあります。
今回は、懸賞の種類や景品金額の上限などといったクローズド懸賞の基本と、チャンスイットの新着懸賞情報を紹介します。懸賞の当選確率を上げる方法を知りたい人は、クローズド懸賞について知っておいて損はありません。
クローズド懸賞とは、応募条件に商品・サービスの購入が必要な懸賞です。
応募者と主催者の間に、金銭のやり取りがある懸賞をクローズド懸賞と呼びます。クローズド懸賞の具体例は次のとおりです。
上記のほかには、購入した商品についているQRコードから応募できる懸賞も、クローズド懸賞の1つです。
まずはクローズド懸賞の基本と応募するメリット・デメリットを説明します。
オープン懸賞とは、応募条件が簡単で誰でも応募できる懸賞のことを指します。
クローズド懸賞のように、金銭取引の発生しない点が最も大きな違いです。オープン懸賞の具体的な例を以下に示します。
オープン懸賞は無料登録やアンケートへの回答など、誰でも簡単に応募できる懸賞です。
消費者と主催者の間に金銭的取引が生じないため、景品表示法で規制されません。つまり、景品金額に上限が設定されないため、費用をかけずに高額な景品を狙えるということです。
オープン懸賞は商品を知ってもらう目的である一方、クローズド懸賞は商品を買ってもらうことを目的としています。
一見すると、応募条件が比較的簡単で景品金額に上限のないオープン懸賞のほうが、メリットが大きいように思えます。しかしクローズド懸賞には、次のメリットがあります。
クローズド懸賞は応募の際に、商品の購入や来店などの条件が必要なため、誰でも簡単に応募できるオープン懸賞よりも応募者が少ない傾向にあります。懸賞への応募者が少なければ少ないほど、当選の確率は上がりますから、クローズド懸賞はオープン懸賞よりも当たりやすい懸賞といえます。
とくに地域限定で行われているクローズド懸賞は、競争倍率が低い傾向にあるため狙い目です。
また普段食品や飲料など、購入している商品でクローズド懸賞を実施している場合は、わざわざ不要な商品を買うことなく応募できます。偶然買った商品で懸賞キャンペーンを実施していたときは、機会を逃さず応募したいものです。
クローズド懸賞は、応募条件をクリアしないと応募できないことがデメリットです。
商品の購入が必要なため、わざわざ商品を購入して懸賞に応募するのは費用がかかってしまいます。購入費用のほかに、シールやバーコードを集めてはがきで応募する手間もかかります。
クローズド懸賞への応募には、消費者と主催者の間で金銭的取引が発生します。そのためオープン懸賞とは異なり、クローズド懸賞は景品表示法で規制されています。
景品表示法とは「不当景品類及び不当表示防止法」を略称。実際よりもよく見せた表示や過大な景品類による購買活動で、消費者に与える不利益を防ぐために作られた法律です。
景品表示法の対象となる景品類の定義は、以下のとおりです。
「顧客を誘引するための手段として、事業者が自己の供給する商品・サービスの取引に付随して提供する物品、金銭その他の経済上の利益」
引用:消費者庁|景品規制の概要
商品の購入と引き換えに懸賞に応募できるクローズド懸賞も、上記の景品類に含まれます。景品規制法の対象となるクローズド懸賞では、景品の最高額や総額が決められています。そのため、オープン懸賞よりも景品が少額になりやすいのです。
上限を超えた景品を打ち出しているクローズド懸賞は、景品規制法に反しており違法です。主催者が景品規制法を把握していない場合もありますが、消費者をだまそうと悪意をもって行っている可能性もゼロではありません。異様に高額な景品を提示しているクローズド懸賞への応募は避けましょう。
商品の購入額と景品金額の関係性については、次項で詳しく説明します。
クローズド懸賞は、一般懸賞と共同懸賞の2種類に分類されます。また応募者全員に景品が当たる懸賞は総付景品と呼ばれ、3つの懸賞は景品の最高額や総額の上限が異なります。リスクを避けるため、景品規制法で定められた上限以上の景品を提示している、クローズド懸賞の見分け方を理解しておくことが必要です。
ここでは3種類のクローズド懸賞の違いと、最高額・総額について紹介します。
一般懸賞とは、複数の企業が協賛して行う共同懸賞以外の懸賞です。
商品を購入した人のなかで抽選やくじ引きを実施し、優劣をつけたうえで景品を提供します。競技やゲームなどの優劣で景品が提供される場合も、一般懸賞に含まれます。
一般懸賞で提供される景品の限度額は、以下の表のとおりです。
懸賞の取引価格 | 景品の最高額 | 懸賞で当たる景品総額 |
---|---|---|
5,000円未満 | 取引価格の20倍まで | 懸賞にかかる売上予定総額の2%まで |
5,000円以上 | 10万円まで | 懸賞にかかる売上予定総額の2%まで |
一般懸賞では、懸賞による取引価格が5,000円未満かそれ以上かで、景品の金額上限が決まります。「懸賞による取引価格」とは、懸賞に応募できる購入金額のこと。たとえば、100円の商品を10個買って応募できる一般懸賞なら、取引価格は1,000円(100円×10個)です。
このときの最高額は20,000円で、すべての景品の総額は売上予定総額の2%までに設定されます。つまり、懸賞をつけた商品の売上が100万円を予定しているときは、総額は20,000円までです。20,000円の景品1つなのか、2,000円の景品10個なのかなど、景品の数は最高額と合わせて主催者が自由に設定します。
共同懸賞とは、複数の事業所が共同で行うクローズド懸賞です。
商店街・ショッピングモール全体で行われる福引きや、地域の同業者が協賛して行う抽選・懸賞などが共同懸賞に当たります。共同懸賞の景品は、一般懸賞よりも最高額・総額を高く設定できるのが特徴です。
懸賞の取引価格 | 景品の最高額 | 懸賞で当たる景品総額 |
---|---|---|
制限なし | 30万円まで | 景品にかかる売上予定総額の3%まで |
共同懸賞は取引価格に関わらず、景品の最高額は30万円までです。総額は、景品にかかる売上予定総額の3%とまでと規定されています。
総付景品とは抽選やくじ引きではなく、商品の購入者全員あるいは来店者に漏れなく当たる景品です。購入者全員プレゼントや、利用者全員サービスなどが総付景品に当たります。
一般懸賞や共同懸賞と同様に、総付景品にも景品の限度額が設定されています。
懸賞の取引価格 | 景品の最高額 |
---|---|
1,000円未満 | 200円まで |
1,000円以上 | 取引価格の20%まで |
総付景品に総額上限はなく、決められているのは景品1つの最高額だけです。
商品が1,000円未満の場合の景品は200円まで、1,000円以上の場合は取引価格の20%までの景品がつけられます。たとえば、2,000円の商品を買った人全員に景品をプレゼントする場合は、400円が最高額です。
ここからは、懸賞サイト「チャンスイット」に掲載されている、新着クローズド懸賞の情報を紹介します。(2021年7月8日時点)
商品の購入やサービスの利用など、応募条件をクリアする必要はありますが、応募者の少ないクローズド懸賞なら当選確率を上げられます。ぜひ、ここで紹介する情報を活用して、応募してみてください。
当選者数 | 300名 |
---|---|
景品 | オリジナルクオカード3,000円分 |
応募条件 | 対象商品1点以上を購入 |
応募方法 | 対象商品を含むレシートをはがきへ貼付、またはLINEで画像を添付 |
主催者 | 日本水産株式会社 |
締切日 | 2021年8月20日 |
オリジナルクオカード3,000円分が300名に当たる、ニッスイのクローズド懸賞です。
「今日のおかずシリーズ」を1点以上購入すると応募できます。対象商品はレンジで簡単に作れる冷凍食品で、から揚げやきんぴらごぼうなど普段の食事に使えるものばかり。
1点購入で応募できるので、応募条件をクリアしやすく、初めてのクローズド懸賞におすすめです。LINEのメッセージにレシートを添付する応募方法も選べるため、はたき応募が面倒という人でも比較的簡単に応募できます。
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人何口でも応募でき、当選確率を上げられることも本懸賞のメリットです。
当選者数 | 700名 |
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景品 | Amazonギフト券3,000円分、モバイルプロジェクターなど |
応募条件 | 対象商品の購入 |
応募方法 | キャンペーンサイトから |
主催者 | 三和酒類株式会社 |
締切日 | 2021年7月30日17時 |
合計700名に、モバイルプロジェクターやAmazonギフト券3,000円分が当たる懸賞です。
対象の「いいちこ」シリーズを購入し、その合計額によって4つの応募コースが用意されています。合計額とコースの条件は、以下のとおりです。
コース | 対象商品の購入合計(税込) | 景品 | 当選者 |
---|---|---|---|
いいモノ買おうコース | 150円以上 | Amazonギフト券3,000円分 | 300名 |
いいモノかぶろうコース | 300円以上 | オリジナルニューエラキャップ | 300名 |
いいモノ食べようコース | 700円以上 | おおいた和牛 焼肉用450g | 100名 |
いいモノ観ようコース | 1,500円以上 | モバイルプロジェクター Nebula Astro | 100名 |
「いいモノ買おうコース」なら150円から応募できるため、クローズド懸賞のなかでも応募しやすい懸賞です。こちらも一人何口でも応募できるので、当選者の多いコースに複数応募するのもおすすめです。
当選者数 | 555名 |
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景品 | オリジナルタンブラー、オリーブオイル、コンパクトホットプレート |
応募条件 | 対象商品の購入 |
応募方法 | はがきに対象商品のバーコードを貼付 |
主催者 | J-オイルミルズ |
締切日 | 2021年8月31日 |
J-オイルミルズが販売する「ラーマ バター」シリーズのバーコードを集めて、応募できるクローズド懸賞です。
バーコードの枚数によって、応募できるコースが異なります。当選者数も異なるため、どのコースを狙うかによっても当選確率が変わるでしょう。
コース | バーコードの枚数 | 景品 | 当選者 |
---|---|---|---|
A賞 | 2枚 | オリジナル親子タンブラー | 100名 |
B賞 | 1枚 | オリーブオイル エクストラバージンオイル | 400名 |
55周年スペシャル賞 | 3枚 | BRUNO コンパクトホットプレート | 55名 |