懸賞の景品になっている「車」。
「そんな高額なものが本当に当たるのだろうか?」と不思議ですよね。そこで今回は、車は本当に当たるのか、懸賞で車を当てるコツや注意点を説明します。

懸賞の景品として、車が当たる可能性はあります。
ただし、車などの高額景品の当選者は「限定1名様」のようにごく少数です。大量当選の懸賞とは異なり、応募者に対して当選者が少ないため、当たる確率は非常に低いでしょう。
懸賞に当たりやすくなるコツを知っていれば、当選の確率を上げられるかもしれません。当選のコツについて、詳しくは後述します。
懸賞で車を当てたいなら、ここで紹介するコツを実践してみましょう。
懸賞の応募要件に書かれている必要事項は、漏れなく記載するようにしましょう。
住所や氏名に間違いや漏れがあると、せっかくの当選が取り消しになってしまいます。応募要件をよく読み、漏れがないかを確認してから応募しましょう。
懸賞に応募するときは、コメント欄に一言でもよいのでコメントを記入します。
自分ではがきを用意するはがき懸賞では、余白に商品・サービスの感想や車が欲しいとのコメントを書くとよいでしょう。ネット懸賞でも、自由にコメントを入力できる欄が用意されているケースもありますので、必須項目でなくてもコメントを入れると懸賞に当たりやすくなります。
景品のなかでも高額な車は、人気の高い懸賞です。応募者が多いと当選の確率は下がります。
そのため、応募者が多く集まりそうな懸賞では、できるだけ応募期間の短いものが狙い目。応募期間が短い懸賞は、応募条件をクリアするのが難しかったり、広く周知されにくかったりするためです。

車が懸賞で当たっても駐車場の都合がつかなかったり、希望の車種でなかったりした場合、売却を考えるでしょう。ここでは、当たった車が売却できるのかを説明し、売却するときの流れまでを解説します。
「懸賞で当たった車でも売却できるの?」と不安に感じるかもしれませんが、当たった車も売却可能です。当選して自分のものになったあとは売却しようが、譲ろうが問題ありません。
ただし、もらった車の所有権を自分に移してから、売却の手続きを行います。
懸賞で当たった車を売却するには、費用の支払いや名義変更が必要です。
景品として無料でプレゼントされるものですが、無料になるのは車の購入費だけ。実際には自動車税や検査登録費などの自動車取得費がかかります。当選しただけでは車の所有権が主催者側にあるので、所有権の変更手続きも行わなくてはなりません。
当選後、当たった車を売却する場合の流れを説明します。
後述しますが、懸賞で当選した車を売却できる時期は、規約で定められていることもあります。まずは規約を読んで、売却が可能かどうかを確認しましょう。
懸賞で当たった車でも、自動車税や自動車重量税など、車を購入したときと同様の費用が必要です。支払えない場合は、当選がキャンセルされてしまうため、懸賞に応募する前に支払いの余裕があるかも確認しておくとよいでしょう。
当たった車を売却するには、自分が所有権をもっている必要があります。懸賞の車は主催者や店舗側が所有権をもっていることが多いため、所有権を自分に移す手続き忘れないでください。名義変更ができたら、一般的な車の売却法と同様に売却手続きに入ります。
懸賞で当たった車は売却できますが、売却には条件があったり、手続きが必要だったりと注意する点も多くあります。
ここでは景品の車を売却する際に、注意したいポイントについて解説します。
懸賞で車が当たった場合は、当選にかかる規約に従わなくてはなりません。規約とは景品を受け取る際の条件で、当たった車を売却したいときに必要な情報も記載されています。
規約によっては、一定期間の保有を定めるものもあるため注意が必要です。売却を一定期間禁止する規約がある場合は、主催者側が定めた期間中は車の売却ができません。定められた期間が過ぎれば、車の売却は可能です。
「モニター懸賞」の場合は、一定期間の間は所有権が懸賞の主催者や店舗になっているケースがあります。所有権が主催者にある一定期間のことを、所有権留保と呼びます。所有権留保となっている景品は、決められた期間の所有権変更ができない仕組みです。
「モニター懸賞」で所有権留保になっている場合も、定められた期間を過ぎれば、懸賞で当たった車でも売却できます。
懸賞で当たった車を売却するときは、車の所有権を主催者から当選者へ移行する必要があります。所有権留保になっていたり、所有権の移行手続きをしていなかったりする場合は、車の売却ができません。
所有権の移行は以下の流れで行います。
主催者の所有権を解除するには、自動車税納税証明書が必要です。自動車税納税証明書は、自動車税を納付すると交付されます。
自動車税納税証明書のコピー・印鑑証明・委任状など必要書類を揃えて、車の所有権を解除します。所有権を解除したら、通常どおり名義変更をする流れです。名義変更を自分で行う際は、必要書類を用意して運輸支局にて申請を行います。
懸賞で当たった車を売却するときは、乗車していなくても中古車扱いであることを理解しておきましょう。ディーラーから一度人の手に渡り、売却する手順になるためです。
しかし中古車扱いになるとはいえ、ほとんど乗車していない新品相当の状態であれば高額での買い取りも期待できるでしょう。

懸賞で当たった車本体は無料ですが、別途登録費や税金がかかります。諸費用については自己負担のため、事前に車が当たった際に、費用・税金がいくらかかるかを確認しておきましょう。
自動車税種別割とは、車の排気量に応じて課税される税金で、以前は自動車税と呼ばれていました。
所有者に納税義務があり、年度の途中で名義変更した場合は前の所有者が自動車税種別割を収める決まりです。懸賞で当たった車の排気量によって、税額が変わります。
以下は令和3年6月時点の乗用車の自動車税種別割税額です。
| 総排気量 | 税額(年額) |
|---|---|
| 1L以下 | 29,500円 |
| 1L超~1.5L以下 | 34,500円 |
| 1.5L超~2L以下 | 39,500円 |
| 2L超~2.5L以下 | 45,000円 |
| 2.5L超~3L以下 | 51,000円 |
| 3L超~3.5L以下 | 58,000円 |
| 3.5L超~4L以下 | 66,500円 |
| 4L超~4.5L以下 | 76,500円 |
| 4.5L超~6L以下 | 88,000円 |
| 6L超 | 111,000円 |
自動車重量税とは、車両の重さに課せられる税金です。ただし、軽自動車は車両の重さにかかわらず、一律の税額がかかります。
新車登録をしたとき、3年後の初回車検時以降は、2年ごとに自動車重量税を納める必要があります。
令和3年5月1日時点における初回3年自家用車の場合は、以下の自動車重量税が必要です。エコカーは免税あるいは減税されます。
| 車両重量 | エコカー外 | エコカー(50%減) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 一律9,900円 | 一律9,900円 |
| 0.5トン以下 | 12,300円 | 8,600円 |
| 1トン以下 | 24,600円 | 17,100円 |
| 1.5トン以下 | 36,900円 | 25,700円 |
| 2トン以下 | 49,200円 | 34,200円 |
| 2.5トン以下 | 61,500円 | 42,800円 |
| 3トン以下 | 73,800円 | 51,300円 |
自動車税環境性能割とは、車を取得したときに課税される税金で、自動車取得税の廃止後に導入されました。車の環境性能によって税率が異なり、それぞれ取得費の0~2%(※)の税率が課されます。車を購入したときは購入費に応じて課税されますが、懸賞で当たった車は購入費がかからないため時価で計算します。
※令和3年度時点の税率
出典:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/car_kankyou.html
自賠責保険料とは、法律で加入が義務付けられている自賠責保険に加入するための保険料です。交通事故における死亡・障害・ケガを補償するための強制保険で、普通自動車と軽自動車で保険料が異なります。また本州と沖縄・離島では保険料が変わることもあります。
以下は令和3年4月1日時点における自賠責保険料(沖縄・離島を除く)です。
| 車の種類 | 12か月契約 | 36か月契約 |
|---|---|---|
| 自家用乗用車 | 12,700円 | 27,770円 |
| 軽自動車 | 12,550円 | 27,330円 |
リサイクル料金とは、車を廃車処分するときの処分費用です。前払い制のため、懸賞で当たった車を受け取るときに支払わなくてはなりません。
金額は自動車メーカーや車種、搭載されている設備によって異なります。一般的な車両は、6,000円~18,000円が相場です。
検査・登録手数料とは、車検をして車両を運輸支局に登録するときの手数料です。印紙・証紙を購入して支払います。新規登録申請には、500~900円、新規検査申請は400~1200円(※)かかります。
※平成30年時点における手数料
出典:https://www.airia.or.jp/info/charge_tax/01.html
車庫証明書とは、車の保管場所の確保を証明するための書類です。保管場所を管轄する警察署へ申請して交付を受けます。
申請する都道府県によって交付費用は異なりますが、普通車は2,500円~2,800円、軽自動車は500円~600円が相場です。
懸賞の景品にも、所得税・住民税がかかります。当たったのが賞金ではなく車であっても同様で、車の金額を時価に換算して所得とみなされる点に注意しましょう。
懸賞で当たった車は一時所得の扱いとなり、以下の計算式で課税する所得金額を算出します。
課税所得=一時所得の対象となる収入額-経費-50万円
計算して出した課税所得の総額に、所得税5~45%、住民税10%がかかります。所得税は、所得額に応じて税率が変わる仕組みです。
懸賞で車を当てることは可能です。
しかし当選者が少ないため、当選確率が低いのは事実。車を当てたいなら、懸賞に当選する確率を上げるコツを理解しておきましょう。
上記の基本を守って、応募期間の短い懸賞を狙うのがおすすめです。当たった車は売却も可能なので、使用しない場合は現金に換えられるメリットもあります。
ただし、懸賞で当たった車には費用や税金がかかることに注意しましょう。自動車税種別割や自動車重量税などのほか、所得税・住民税も必要です。初期費用は多少かかりますが、新車で売却すれば高額なリターンを得られます。
注意点を理解したうえで、車が当たる懸賞に応募しましょう。