懸賞と一口に言っても、その種類はさまざまです。大きく分けると懸賞の種類は「オープン懸賞」と「クローズド懸賞」の2つです。ここではクローズド懸賞についてまとめてみました。
商品の購入やサービスの利用などを応募条件とする懸賞を「クローズド懸賞」といいます。懸賞応募の対象となるについているバーコードや応募券、対象商品を購入した際のレシートなどを集めて応募したり、対象商品に付いているクジで当選・落選を判定されるなど、オープン懸賞同様、その参加形式は様々です。
集めたバーコードや応募券などをはがきに貼り付けて応募する、いわゆる「はがき懸賞」がクローズド懸賞の最たる例ですが、最近ではLINEやキャンペーンページからレシートを送信できるものも見かけるようになりました。
事業者が過大な賞品を提供するで競争をエスカレートさせないようするため、また過大な賞品に惑わされてしまう消費者が不利益を被らないようにするために、クローズド懸賞は「景品表示法」に則って実施されています。
クローズド懸賞をさらに細分化すると、3つの種類に分けられます。
クローズド懸賞の1つ、「共同懸賞」とは、商店街やショッピングモールなどで催されているで、例えば「3,000円以上購入したレシートを提示して福引きが引ける」というようなものです。ちなみに景品表示法では、景品(賞品)の最高額は取引価額にかかわらず30万円までと定められています。(※2020年8月時点)
「総付(そうづけ)」は、来店してくれた方にをノベルティを配布したり、ペットボトル飲料についてくるおまけや、雑誌についてくるポーチやバッグといった付録、CD/DVDの初回特典などを指します。共同懸賞と同様に、こちらも景品表示法で景品(賞品)の最高額が定められていて、取引価額が1,000円未満の場合は200円まで、取引価額が1,000円以上の場合はその取引価額の10分の2までとなっています。(※2020年8月時点)
「一般懸賞」は、先述の「共同懸賞」や「総付」に当てはまらないものを指します。やはりこちらも景品表示法で景品(賞品)の最高額が定められていて、取引価額が5,000円未満の場合取引価額の20倍まで、取引価額が5,000円以上の場合は10万円までとなっています。(※2020年8月時点)
オープン懸賞は広く応募者を集めることができるためとても気軽に応募ができるメリットがります。ですが、そのためどうしても応募者数、つまり「ライバル」が多くなりがちです。逆に、応募に手間がかかるクローズド懸賞は、オープン懸賞と比べるとライバルがグッと減るため、当選率アップが見込めるようになります。
そんなクローズド懸賞の中でも、狙い目の1つなのが「タイアップ懸賞」です。
タイアップ懸賞とは、食品や日用品などのメーカー企業と特定のスーパー・販売店がで共同で開催する懸賞です。「●●スーパーでこのお菓子メーカーの対象商品を購入して、そのこ購入レシートを送付すると応募できます!」などの応募条件があり、企業や団体が独自で開催する商品購入系のクローズド懸賞と比べると、その競争率はググっと下がります!
このタイアップ懸賞は、全国展開をしているスーパーや販売店と共同開催されている場合もありますが、さらなる当選率UPを目指すなら、地域密着店や地域限定のローカルスーパーのタイアップ懸賞の方が、さらにライバルも少なくなるので狙い目です。