懸賞と一口に言っても、その種類はさまざまです。大きく分けると懸賞の種類は「オープン懸賞」と「クローズド懸賞」の2つです。ここではオープン懸賞についてまとめてみました。
商品の購入やサービスの利用などを応募条件としない、誰でも自由に応募できるのが「オープン懸賞」です。住所・氏名などの連絡先・発送先を入力するだけのものや、クイズに挑戦して応募するもの、TwitterやInstagramなどのSNSを通じて応募するものなど、とにかく誰でも応募OK!な文字通り"オープン"な参加形式です。
オープン懸賞の応募形式は実に様々で、主催者のWEBサイトから応募ができるネット懸賞、TwitterやInstagram、LINEなどのSNSから応募できるSNS懸賞、クイズやアンケートに答えて応募する懸賞、ラジオのリスナープレゼントや雑誌の読者プレゼント企画、先週・俳句などの公募、フォトコンテストなどがあります。
クローズド懸賞では、提供できる景品(賞品)の最高額が景品表示法で定められていますが、オープン懸賞では平成18年4月に規制が撤廃されたため、現在上限額が定められていません。
近年、キャンペーン数が急速に増加しているSNS懸賞。その代表格ともいえるのがTwitter(ツイッター)上で応募ができる懸賞です。主催者のTwitterアカウントをフォロー&リツイートしたり、テーマに沿ったコメントを投稿したりして、カンタンに応募することができます。
当選発表の方法は、その場で当落が分かる「インスタントウィン」形式と、後日当選者に連絡がくる形式に大きく分かれます。特にその場で当たりが分かるインスタントウィン形式は、デジタルギフトのとととその種類が豊富になったことが、爆発的にTwitter懸賞の実施数が伸びた一因なのかもしれません。
※Twitter懸賞への応募には、ご自身のTwitterアカウントが必要です。
すっかり生活インフラとの1つとしても根付いたSNS、LINE(ライン)。
主催者のLINEアカウントを友だち追加していると、たまにプレゼントキャンペーンの情報が配信されることがあります。その際に配信されるキャンペーンページから応募したり、アンケートに答えることで参加できる懸賞です。Twitter懸賞同様に、インスタントウィン形式のものと、後日当選連絡が来る形式に分かれます。
さらに最近では、商品購入などのクローズド懸賞の応募方法の1つとして、LINEで購入レシートの画像を送ることができるキャンペーンも見かけるようになりました。
※LINE懸賞への応募には、ご自身のLINEアカウントが必要です
若年層を中心に高い人気を誇っているSNS・Instagram(インスタグラム)でも、たくさんの企業や団体がプレゼントキャンペーンを実施しています。
主催者のInstagramアカウントのフォローや投稿へのいいね、リポストなどを応募条件としています。ここ数年でInstagramの企業アカウントも続々と増えたこともあり、Instagram懸賞の数も着々と増加傾向にあります。
特に、写真映えするファッション・グルメ・家電系の賞品が当たるキャンペーンが多い印象ですまた、お子様のいる女性がユーザーに多いこともあってか、キッズ服やお子様向けのグッズなどが当たる懸賞もよく見かけます。
※Instagram懸賞への応募には、ご自身のInstagramアカウントが必要です
雑誌や新聞、フリーペーパーといったさまざまな紙媒体にも懸賞情報が掲載されていることがあります。特に、地域限定で発行されているものは、全国で発行されているものに比べると競争率が格段に下がるので穴場の懸賞情報源です!
旅行先でローカル誌を探してみたり、美容院や病院の雑誌などをチェックしてみるもの、宝探し感覚で楽しいかもしれません。大きく掲載されることは決して多くない存在なので、見逃さないように要チェックしてみてください。
また、めざましテレビ(フジテレビ)や王様のブランチ(TBS)といったテレビ番組でもよくプレゼントキャンペーンを実施しているものがあります。リモコンの「dボタン」でゲームやクイズに挑戦したり、番組内のキーワードを集めたりして参加できます。普段よく見ているテレビ番組でも実は視聴者プレゼントを実施していた!なんてこともあるかもしれません。
番組を聴いているリスナーに向けた企画で、ネット懸賞に比べてキーワードやクイズの問題を聴き逃してしまう可能性が高いので、応募には集中力が必要です!また応募期間も「番組終了まで」など、かなり短いのも特徴。ネット懸賞でもコメント力が求められるものがありますが、同じくラジオのリスナープレゼントでもラジオならではのコメントセンスが求められることも…。
イラストやネーミング、キャッチコピー、俳句・川柳、料理、シナリオなど、お題やテーマに沿ったものを投稿することを応募条件としたものです。
文章を書くことや絵を描くこと、趣味や特技が生かせるような公募が見つかるかもしれません。月刊誌「公募ガイド」やそのWEBサイトには、公募情報が満載です!
公募の中でも、SNSの広まりとともに参加しやすさも大幅にUPしたのがフォトコンテストや動画コンテストです。
かつては、実際にで撮影した写真を現像して送付するという、カメラの腕に覚えのある方が参加するような印象があったかと思います。それが今では、スマホで撮影してSNSで気軽に応募できるものもかなり増えてきました。テーマに沿ったやや動画で、審査する主催者サイドのハートをいかに掴むかがポイントになってきます。